日々是好日記

ミクロネシア連邦のポンペイでの暮らし

小学校見学

そうすけは今K5なので、一応5月に卒園予定。ここのシステム上、8月から小学校に入学するということになる。幼稚園のお友達が、そうすけはどこの小学校いくの?と聞いてきてくれた。

選択肢としては、プライベートである4つ。CCA(前にいたところ)、PCS(pohnpei catholic school)、St. Paul Christian school 、SDA(Seventh-day Adventist )。どこも宗教と関わりがあって、授業にもbibleやworshipの時間があったりする。今、4つの学校を巡ってアポをとり、見学させてもらっている。今日は、一つ行ってきたところのレポートを。

学校選びで大切にしたいのは、そうすけが安心できる先生や環境だと認識できることかなと思う。今の幼稚園に移ったとき、最初は周りに対して拒否反応が強かったんだけど、安心できる場所なんだと分かってから、とても楽しむようになった。彼には自分で納得する時間が必要なんだなと思ったし、それを先生たちが愛を持ってあたたかく見守ってくれていたことが何より幼稚園の先生方に感謝していること。

ポンペイの学校は先生が学年で固定されているから、今年G1の先生は来年もG1。そして私立の学校は各学年に1クラスのみ。今日は、夫とある学校の様子を見学させてもらったのだけど、結論的には、なるほど、の一言。ここからは "私" の主観の感想。

正直、この学校に行きたくない、と思っちゃった。先生は私たちが見にきているから、とても頑張ってあったし、ちゃんと授業もしてくれてた。他の学年のクラスをチラ見したけど先生は座ってたり子ども達がプリント課題してたりウロウロしてたりして、何かアクションしてるようには見えなかったなぁ。でも隣のK5の先生は子ども達を惹きつけていて良い感じなクラスだったよ。

見学は1時間ほどだけど、私が見る限り子ども達がつまらなさそうにしてたなぁ。先生のyes/no questionには声を揃えて答えたりするし、男の子で積極的な子もいたのだけど、interactionで創造的にというよりかは、先生がガンガン行くかんじ。How でなくてwhatの内容で課題の意図が見えないからか、特に女の子たちが飽きててイキイキしてなくて。教科書はないから内容が適当になっちゃうところも仕方ないだろうし(よりによって算数のクラスみちゃった、oh)、その中で先生がんばってくれていて(自分なら教科書ない授業かなり困るし)、さらには、それでこの1日待ちますかくらいの声量で話しているから(多分私たちが見てるから)、何だか早く私たち帰った方がいいんじゃないかって勝手にソワソワしてしまった。

教材がしっかりしていない場所では先生の影響力がかなり大きいから、教師力が日本以上にかなり問われるから大変だよね。そして今回の学校のクラス担任(50代くらい?)は、厳しかったー。ちょっと恐め。厳しいことは悪いわけじゃないけどね。そうすけには、むずかしいかもなと思った。

とにかく、この国の教育は前進あるのみ。ザンビアの授業を思い出したなーー。私立でもこんな感じかぁ、とちょっとこれから先が心配になった。この学校はおすすめno.1 だったし。

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掲示されてたテストの中身。build-a-bear workshopもApple Storeもないやん!となったよね。Aceとかに変えてあげたい!

 

ポンペイののびのびさと自由な感じが好きだと思ってるけど、教育面でそれが関わってくると課題だなと思えてくる。やっと自分事になった感じ。世界で一様な教育であるべきとは全然思わないんだけど、目的と実施が議論されていて軸として持てればいいんじゃないかなぁと思ってる。そしてスキルとか知識より何より、やっぱり教育への愛情かなぁ。

そしてこの国、体育がないらしい。体育も歯もあるといいと思うなぁ。まずはポンペイの現状が知れてよかったな。