日々是好日記

ミクロネシア連邦のポンペイでの暮らし

ER

夜間病院へ行った。熱がでた後に胃が痛くてバタンとなり。子ども達のことをお願いしたりと、たくさんの人達に助けてもらえて本当に感謝しかない。

いつもいく私立病院はemergencyを人員不足でクローズしてて、州立病院へ行った。中には待合室とかはなく、ベッドが何台か並んでて寝てる人たちもたくさんいた。子どもも来てた。私の隣のベッドの女性は慌てた様子で処置室へ運ばれていった。私は何度測っても測れない血圧計のボタンを何度も夫に押してもらった。こっちのドクターは白衣とかきてない。アロハシャツとかTシャツ。症状聞かれてたけど誰だろうと思ってたらドクターだった。ナースの人が採血したり、しばらくして、痛み止め系とかの薬を処置することになった。注射してもらったら楽になった。その後、尿検査するときに行ったトイレが本当に汚すぎて首都の病院かここはと思えた。周りのことも少し分かるようになって、さっきの運ばれた彼女の様子が危なそうな雰囲気だと分かった。それから1時間もしない内に、家族の泣き声が聞こえてきた。

ミクロネシアは世界レベルでは最低クラスの医療。アフリカのローカルの病院レベル。血液検査項目も限られる、人工呼吸器も、腫瘍マーカーもない、人手も足りない、医学部がある大学が(4年制大学も)ない、手術する人はグアムやハワイへ行く。病名もあまりつかない。それだけを判定できる検査ができてない。ザンビアのときも、小さい子達や大人も急に、ふと、亡くなっていった。神がそう望んだんだから仕方ないって泣くお母さんをみて何も言えなくなった。今回のことを思うと、子ども達のことが心配になる。どんな風に自分達が選択するかだろうな。

久しぶりに街やフラへ顔を出すと、私が体調を悪くしたことを知ってる人がいた。しかも私が水道水飲んでお腹壊した、という根も葉もない噂つきで。どうしてこの人までというところまで、話がいく。そして、私が違うと否定しても、笑いながら噂を広めていく人達。日本のワイドショーってこんな感じなんだろな。私の話題で一つの娯楽になれたなら、まぁいっか。