スペルでかくとkamadipw。冠婚葬祭の儀式を指す言葉で、先週の金曜日に参加してきた。今回はヤムイモの初物収穫のお祝い。ポンペイにはSokehs、Nett、U、Kitti、Madolenihmw(ソケース、ネッチ、ウー、キチ、マドレニウム)の地区があって、それぞれにナンマルキと呼ばれる首長がいる。家系(母家系の継承)で代々引き継いでいるもの。今回はマドレニウムのカマテップへ。お友達からの紹介で行けることに。とっても行ってみたかった儀式。
10時にここら辺にきて、となんとなくの会場の場所を教えてもらったけど、やっぱり分からないで聞き込みをしていると、ちょうどカマテップに行く人に案内してもらって会場入り。こういう儀式は男の人が外で準備してる。会場には既にたくさんのヤムやサカウや豚が。
これらをナンマルキに献上する。ナンマルキが座るメイン会場もデコレーションされてた。
デコレーションに野菜を使うビックリ。献上品を運ぶためのバスケットも手作り。
色んな準備を観察していた12時頃、ナンマルキが到着した。私達も作法を教えてもらい、ナンマルキに挨拶をした。そして、カマテップスタート。最初はやっぱりサカウ。
出来立て一番搾りはやっぱりナンマルキに。最初だから山芋擦ったみたいな濃厚そうなサカウだった。カップは直接ナンマルキに渡さずに、お付きの方に渡す作法が(渡し方も受け取り方にも作法あった)。ナンマルキ、ナンマルキのお付きの人、クイーン、の順番でサカウを飲んでいく。
そこから、ヤムの初物収穫品を見せたり、人々からナンマルキへの捧げ物をどんどん運んでいく。
この小上がりがいっぱいに(上にも重ねる)なるくらいの捧げ物が運ばれた。捧げ物は、フルーツやパンや作った食べ物だったり、塩や醤油、ガスボンベとか様々。捧げ物や食べ物の準備は女性がするみたい。音楽が流れて、ママ達が自由に踊りながら、捧げ物を運んでいってた。そこから、食べ物を分配して、参加者のランチに。格の高い人から順番にランチも運ばれる。私たちにもいただいた。
そして、捧げ物も参加者に再分配されて、お土産となる。
私にも申し訳ないくらいにいただいて、感謝。色んな方が私たちをゲスト扱いしてくれて、丁寧にもてなしてもらった。私たちは何時間かしか滞在しなかったけど、カマテップはまだまだ続くみたい。次のサカウも準備し始められてた。ここの人たちにとって、大切な儀式になってるのを感じた。
紹介してくれた友人に本当に感謝。また行ってみたい。今度カマテップに参加するときには、私も捧げ物を踊りながら持ってこう。