協力隊の訓練所で知り合ったシニアの方が、私がザンビア(みんなは赴任国)から帰国した時に、"ぜひ皆で集まりましょう、皆の2年間の話を聞けるということは10人で集まれば20年分の人生を追体験できる機会なので"と連絡をくれた。素敵な考えだなと思ったし、それから私は人の人生の話を聞くのが好きだなと思えるようになった。
先日、日本から旅行に来てる方をお家に招いて食事した。私の父よりももっと年上のその方の経験が濃すぎて、話が出来てとっても楽しかった。なんだかその時その時を一所懸命に楽しく過ごしてる生き方だと思った。外国にもたくさん行ってきたけど語学力よりも心の強さでなんとかなったらしい。登山経験も豊富でマッキンリーとかアコンカグアとかキリマンジャロとかも登ったんだって。話していて、登山って大変だしきついだろうし危険な目にも遭うのに何で登るんだろうと思ってた疑問が解決した。
私なりにまとめると、自分の責任で自分でやると決めたことを自分でやり遂げたい、だと。登山してると、"あの人の荷物の方が軽い"とか、"あの人は若いから登りやすい"とか、他の人にばかりベクトルが向いて善し悪しを判断する人がいると。でも登るのは結局自分なんだし、自分の弱さや強さに対応するのも自分しかいないって。自分の思ってる限界に挑戦できることや自分そのものを登山で経験出来るんだって。登頂が全ての目的でないらしい(登頂したくなりそうなのに!)。
ちょっと登山への魅力が湧いた。私の人生やりたい事リスト(まだ22個)の8番目に富士山登山がある。いつかチャレンジできそう。楽しみ。リスト2番目の"海外に住む"は達成できた。最近リストを更新出来てなかったけど、楽しみになるから増やしたいな。ちなみに22番目は"わんこ蕎麦を食べたい"。
